藤井聡太七段VS村田六段 棋王戦対局結果

将棋 藤井聡太 

将棋の最年少棋士・ 藤井聡太七段(16) が28日、 大阪市内の関西将棋会 館で指された棋王戦ブロック別予選の初戦で 村田顕弘六段 (32) に84手で勝利した。
前年と同じく注目を浴 び続けた2018年を5連勝で締めた。
今年は昇段が早すぎて新人棋戦の参加権が無くなり対局自体が少なかったのが
ファンとしては残念なところだった。

また師匠の杉本七段も本人も対局が少ない事は残念思っていると対局解説での会話で吐露されていた。

藤井七段は本当に将棋が好きで将棋の研究の為なら優先的に時間を空けて研究会に参加するとも話していた。

タダの天才ではなく勿論日頃の勉強も並外れている様だ。

1月にはまだ中学生 で四段だったのに、 2月以降あっという間 に七段まで昇段し、高校生となって生活も変化。

そんな境遇でも、 最年少・最速・ 最高勝率で通算100 勝にも到達するなど、
史上最多29連勝で列 島を沸かせた昨年にも負けない成績を残した。

今年藤井七段は朝日杯将棋オープン戦、 新人王戦という一般棋 戦を2つも制した。

それにもかかわらず、「大きな収穫だった。一方で、自分の至らない部分も 認識させられた将棋も 何局かあった」と反省。

その上で来年について 「そういった部分を克服していける1年になれば」。

現状に満足せず、 厳しく自らを律し、さらなる成長を誓うと ころに意識の高さが窺える。

藤井七段は対局後のインタビューなどでも勝利したからと言って喜びを前面に出す事はなくいつも謙虚な姿勢を見せているところに人格の高さすら感じる。

とても高校生とは思えない語彙力と対応力だと常々感じさせられる。

来年は多くのファンが期待しているタイトルへの注目度が高まるでしょう。
この1年、目指しながらも届かなかった、 悲願のタイトル挑戦、 獲得へ向けて自身も照準を合わせて行く事だと思います。

来年も新年早々、目が離せそうにないが、本人の目指すところはあくまでタイトル。

正月休みは「例年通り、少しゆっくりします」といい、つかの間の休息で心身
の疲労を癒やす計画なのでしょう。

それが終われば、タイトル挑戦・獲得の最年少記録(挑戦が17歳10カ月、獲得が18歳6カ月=いずれも保持者は屋敷伸之九段)更新に向けた藤井の戦いがまた、すぐに始まる。

今年度成績は32勝6敗、通算成績は103勝18敗。

それでは28日の棋聖戦の内容を振り返ります。
藤井聡太七段VS村田顕弘六段

まず手番を決める為記録係り振り駒を行った。
藤井七段はお決まりの後手番に決定。
これは強すぎる藤井七段への唯一の神からの試練なのかもしれない
ですね(*^_^*)

対局内容

中継されていたアベマTVでは

解説者:戸辺誠七段
解説者:横山泰明六段

聞き手:鈴木環那女流二段
聞き手:宮宗紫野女流二段
で進められた。

対局内容
村田顕弘六段の初手は7六歩。
藤井聡太七段はお茶を一口口に含んでからゆっくり8四歩を指すいつもの指し手。

戦型は先手・村田六段が 陽動振り飛車。藤井七段は矢倉。

戸辺七段が対局後詳しく対局内容を語っていましたのでご覧ください。
「藤井七段やはり上手かったですね。
攻めはじめてから気づいたらペースを掴んでいて最後勝利を獲りに行く。
派手な手も出ましたね。

最終盤がいつもならが見事。

途中前はじわじわって言う様な厚い手で指されていて終盤でキラッと光る様な手をみせてから決めると言う藤井七段らしい将棋でした。

48手目7五歩これが良い手ですね。
強い人の将棋だなと思 いました。

3七歩、6七銀と打ちたくなるところを飛車が活用できていないから飛車を活用する手を指された本譜が本筋。

そこが見えているとこ ろが素晴らしい。

52手目4四角
この手は唸りましたね。
柔らかい使い方。

うたれてみればなるほどと思いましたがなかなか指せないですよね。

68手目7七歩成
これが素晴らしい組立の一手ですね。

切れ味抜群の寄せ。

70手目8九馬 
これは凄い寄せを描い ていましたね。

9手1組とかそう言う 感じのかなり高度な読みですね。
読みが得意ですから確実な手ですね。

78手目5七桂
藤井七段らしい鋭い寄 せでしたよね。
きれいな寄せ方でした。

やはり藤井将棋は桂馬 の使い方が上手いですよね。

一局を見てみて 38手目4五銀からの組み立てが印象的でしたね。

銀を獲って7筋を絡めて右に左に自由自在に指して行って。
相手が守っているとこ ろをうまくすり抜けて行きましたよね。

あの辺りが解説していてみていてとても勉強になるなと思っていました。
この様に対局後大判解 説で戸辺七段が解説していた。

さて 今年最後の対局だった今局でしたが
華麗な大技のオンパレード。

藤井七段は普通に指し ているだけだと思いますが、強いうえに華麗な技が
出てくる本当に観るもを魅了する素晴らしい将棋です。

そしていつも謙虚で研究熱心。
真の意味で天才将棋をする素晴らしい棋士です。

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