藤井聡太七段 朝日杯 A級棋士を2人同時撃破 完勝しベスト4進出決定

将棋 藤井聡太 

藤井聡太七段が朝日杯本線でA級棋士二人を同日に撃破しベスト4進出を決めました。会場が地元名古屋ということもあり大勢の観客が集まったようですね。立ち見が出るほどの盛況ぶりで藤井フィバー健在を確認できました。
abemaTVでは中継をされていましたが解説者の言葉やツイッターに書き込まれたファンの声などを紹介します。

記事の内容

将棋の最年少プロ、藤井聡太七段(16)が20日、名古屋市内で指された朝日杯オープン戦本戦に出場し、1回戦で稲葉陽八段(30)、2回戦で糸谷哲郎八段(30)を連続で破り、2年連続の準決勝進出を決めた。2月16日の準決勝(東京・有楽町)に勝つと、同日中に行われる決勝に進む。昨年、プロ初優勝飾った同棋戦。今年もあと2勝と、連覇が射程に入った。
地元名古屋を中心に詰めかけた多くのファンが、今年も強さに目を見張った。藤井七段が公開対局で行われた朝日杯オープン戦本戦で、トップ棋士2人に連続で快勝。ベスト4進出をあっさり決めた。

引用:サンケイスポーツ

棋士の通算成績

2019年1月20日対局分まで(未放映のテレビ対局を除く。ただし、勝星昇段やキリ勝・記録が関わる場合、この限りでなし。)
稲葉陽八段
A級
対局数428
勝数285
負数143
勝率0.6658

糸谷哲郎
A級
対局数550
勝数363
負数187
勝率0.6600

藤井聡太七段
Ⅽ級1組
対局数124
勝数106
負数18
勝率0.8548

引用:日本将棋連盟

藤井聡太七段の勝率は突き抜けていることが分かります。8割は勝っているわけですからほぼ負けなしですね。
今回対局した相手の稲葉八段と糸谷八段は両棋士ともA級のトップ棋士だったわけですが、どの解説者も口を揃えて完勝と言っても過言ではないと公言されていました。
それほど華麗な勝ち方だったようですね。
因みに昨年羽生竜王着想の超早指し対局で藤井七段は同じくトップ棋士をなぎ倒し危なげなく優勝を果たしています。
高速で詰めまでの手順を組み立てるのが得でなければ勝ち得ませんが、トップ棋士ですらそのスピードにはついていけなかったようですね。

解説者のコメント

大盤解説・木村一基九段(45)
「2戦ともほぼノーミスの完全試合」と絶賛した。 (稲葉・糸谷戦)
abemaTV解説・佐々木勇気七段
「8七角を見られたのは凄いですね。実はこの一手で終わっていたんです。そう言っても過言ではない一手です。この先は何をしても勝てない。この一手を刺されるまでがポイントでしたね。トップ棋士を相手にこれほどまでに綺麗に勝利されるとは正直対局前は思っていなかった。完勝と言えます。」(糸谷戦)
abemaTV八代七段
「踏み込みが素晴らしいスピード感のある対局でした。鋭い寄席が勉強になりました。完勝ですね。」(糸谷戦)
師匠杉本7段
「8七角は素晴らしかった」(糸谷戦)

藤井聡太七段のコメント

次の対局予定

2019年2月16日
準決勝と決勝の同時開催
会場:都内の有楽町朝日ホール
準決勝対局相手:行方八段

昨年この場所で羽生竜王(当時)と広瀬八段(当時)を破り優勝した場所です。
当時はまだ中学生だった藤井七段。
朝日杯優勝したことで六段に昇段することが出来ました。
因みに準決勝の対局相手行方八段は2007年第一回優勝者です。

ツイッターの声

感想

藤井聡太七段が地元名古屋での対局で2連勝しましたが、その勝ち方が素晴らしかったとどの棋士も口を揃えて話しています。
普通ならこれは悪手と思われる手も「藤井さんが指したのなら何かあるだろう」と言わしめるところがすでにトップ棋士ですね。
今局でもそのような場面がありましたが解説の棋士の方も藤井七段の対局は勉強になると感嘆されていました。
準決勝の舞台は東京有楽町になります。多くのファンが駆けつけることが予想されますが、いつものポーカーフェイスで勝をとってほしいものです。

コメント

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